1月12日(日)、学術講習会に参加するため清水に行ってきました。
静岡県鍼灸師会は西部・中部・東部と支部が分かれ、当院は西部支部に所属します。各支部にそれぞれ色があり趣向を凝らした講習会が開かれますので、他支部の講習会にも積極的に参加しています。
今回の講師は鹿児島の大竹秀信先生です。解剖学に精通する大竹先生による体の使い方の講義は、基本的な動作のお話ではなく、体を動かす際の「コツ」であり、より実践的です。
内科系も得意とする鍼灸治療ですが、実際には頚肩こり・腰痛などの方も多くいらっしゃいます。体の中でそれぞれの筋肉や骨の繋がり方関わり合い方について視野が広がり、治療に直結するのはもちろん、養生法に取り入れられる知識として大変役に立つお話でした。
また、伝統医学でははるか昔から当たり前にやっている技術が、解剖学という現代的な表現の中には細かい説明がなされるものもあり、伝統の利点と欠点が同時に垣間見える一日となりました。