去る11月25日(月)、台湾から賴明彦先生が奥様とご一緒に当院にお越しくださいました。2年ぶりの再会です。賴先生とは普段から連絡を取り合う仲ですが、今回東京に来日する機会に、「芳永堂の開院祝いがまだだ!」とわざわざ足を延ばしてくださったのです。恐縮の至りです。心より感謝いたします。
賴先生は中医師であり、若くして中華民国生薬学会の理事長をされているほか、中華民国日本東洋医学研究会の理事として台湾と日本の学術交流に尽力されています。また、臨床家としても脳をはじめ重篤な疾患に対して多大な活躍をされています。中医師とは日本には無い資格で聞き慣れないかもしれませんが、西洋医学の医師に対して東洋医学(中医学)の医師です。台湾では鍼灸師という単独の資格は無く、中医師が漢方薬、鍼灸その他の手技も含めて東洋医学を総合的に使いこなします。
賴先生の希望もあり、僭越ながら診療中の私の様子をご覧頂いた後に学術交流の時間を取りました。途中から浜松の清水先生も合流し、互いに大いに学びました。清水先生は薬剤師と鍼灸師の資格をお持ちのベテランの先生。長らく薬剤師としてお仕事をされ漢方薬への造詣は大変深く、私も鍼灸師としていつも学ぶところが多いです。
その後は地元浜松の名産、鰻をふるまい親睦を深めました。明彦先生、ありがとうございました!!次は台湾で会いましょう!
実は、賴先生とは先代の榮祥先生から交流させて頂いてます。元々は学生時代の自身のアトピー治療がきっかけでした。当時からオリエント野瀬社長はじめ諸先輩方に大変お世話になり繋いで頂いたご縁が、現在に至るまで続いています。今回の再会で当時を思い起こし、改めて感謝の念に堪えません。