お知らせ

コラム

今年も「木の芽時」はじまりました

寒い日が続きますが、暦の上ではすでに春。
昔から「木の芽どき」とか「芽吹きどき」と言われ、2月中旬の草木が芽を出す頃…人間は心身ともに調子を崩しやすいとされています。東洋医学でも「春」は思考をコントロールする「肝」に負担のかかる季節であり、古来から季節と心身の深い関わり合いが言われます。

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  「春、なんだかダルくないですか?」

また、「水毒体質」が乱れやすい時季でもあります。
そろそろ花粉も飛び始めましたが、花粉症は”雨の日は楽”という人は多いでしょう。大部分はそうだと思います。しかし、たまに「雨の日にこそひどい」という人がいませんか?

これには水毒体質が関係しているといえます。

アレルギーと関わりのある水毒…簡易的には浮腫みの体質と言い換えることもできますが、雨の湿気や冷えが体内の水の循環を弱めてしまい、余計に浮腫みます。それは弱っている状態を表し、虚弱な皮膚や粘膜は過敏になります。つまり、花粉の量は少なくても、自分が過敏なために反応してしまうのです。

こういった時に大事なのは「循環」と「排水」です。汗やおしっこで余計な水分を抜いてあげることはもちろん対策になります。
しかし東洋医学の浮腫みとは、ただの水分量だけではありません。その水がキレイであれば”毒”ではないのですから、出して入れる…出して飲む…の内外の循環を作ることでキレイな水が巡っていることも、水毒への対策になるんです。
(ただし、個々に合わせた適切な水分の摂り方が必要です。がぶ飲みとか1日何リットルなんてのはとてもナンセンス。これについては、またどこかでお話ししましょう。)

一方で排水については、おしっこの量を意図的に変えることはできませんので、自分でやれるのは汗をかくことになるでしょう。運動での汗がお勧めですが、花粉症のひどい人に外で運動してこい!とは…なかなか言えませんね(笑)
となれば、やはりお手頃なのはお風呂でしょうか。これには、以前書いたお風呂のコラム をそのまま活用できます。

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  「お風呂のコツひとつでこの冬を元気に」

週間天気予報で傘マークや気温の低い日を見つけたら「2日前」をキーワードに取り入れてみてください。単発ではその場の効果だけですが、継続することで体調そのものも変化してくることでしょう。
これから春本番を迎えていく前に、予防の意味も込めて「春の養生」していきましょう。

【必ずお読みください】当院における今後の対策方針